...自分一人の身体くらいはとめることが出来る...
石川欣一 「可愛い山」
...としごろの願(ぐわん)の泉はとめたるか...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...それはとめどなくしたたり落ちた...
梅崎春生 「桜島」
...一本足の唐傘にでもなって出て来やがれ」金太は気もちがわるいので足はとめなかった...
田中貢太郎 「おいてけ堀」
...日本軍閥の中国に仕向ける侵略戦争はとめどがなくなり...
田中英光 「さようなら」
...」その不良大学生の、靴下のつぎをしていたみよやが、仕事を置いて立ち上ろうとするのを、千重子はとめた...
豊島与志雄 「自由人」
...「まあいいでしょう」と中野君はとめた...
夏目漱石 「野分」
...おとうさんはとめてくれないんだ...
林芙美子 「お父さん」
...……スヰツチはとめられた...
原民喜 「鎮魂歌」
...……(足はとめないで通り過ぎて行く)さぶ (それを見送りながら)だども...
三好十郎 「鈴が通る」
...この老いた僧はとめどなく涙を流した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それはとめ針(ばり)とぬい針(ばり)でした...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ならずもの」
...松山の家で別宴が設けられたときです」「それでどうなりまして」「私はとめたのですがね...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「おまえは心配しなくともいいから黙っておいで」わたくしはとめからそのことを聞いて...
山本周五郎 「やぶからし」
...とめの過失はとめの責任であるし...
山本周五郎 「やぶからし」
...また或るものは形だけはとめて見られ...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...おいとまをしよう』『まあ……』白翁はとめたが...
吉川英治 「御鷹」
...幻想はとめどがない...
吉川英治 「随筆 新平家」
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