...彼女の両親が非常に若くて(父は二十三歳母は十八歳であった)はつらつとしていて...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...しかし一時間後にも彼は相かわらずはつらつとしていて元気よくもぐり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...この魚のようにはつらつとした肉体の圧迫に...
太宰治 「断崖の錯覚」
...・朝風のいちばん大きい胡瓜をもぐ・肥をやる菜葉そよ/\そよぐなり・朝はすゞしく菜葉くふ虫もつるんで・朝の水はつらつとしていもりの子がおよいでゐる・日ざかり黄ろい蝶・山のあなたへお日様見送つて御飯にする・寝るには早すぎるかすかにかなかな・夕凪あまりにしづかなり豚のうめくさへ・遠くから街あかりの...
種田山頭火 「行乞記」
...はつらつとして歩いてゐたら...
種田山頭火 「行乞記」
...ふるさとから子が持つてきてくれた雑草やはつらつとして踏みわける五月一日早く起きた...
種田山頭火 「其中日記」
...はつらつとしてたのもしい...
種田山頭火 「其中日記」
...ペタルをふんで八キロの道を一本松の村へと帰ってゆく大石先生のはつらつとした姿は...
壺井栄 「二十四の瞳」
...男の子はいかにもはつらつとしている...
壺井栄 「二十四の瞳」
...父ははつらつとした好もしい青年であったと知った...
壺井栄 「二十四の瞳」
...そのはつらつとしたしかも陰鬱(いんうつ)なる相貌(そうぼう)を伝えることはとうていできない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私はあそこで綺麗ではつらつとして...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...はつらつと泳(およ)いでをり...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...非常にはつらつとした...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...形成というもののはつらつとした...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
......
山之口貘 「山之口貘詩集」
便利!手書き漢字入力検索