...はっきりとは、おぼえがなかったのです...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アンネ・リスベット」
...ずぶりと水の中に頭をつっこんで、はっと、睡りからさめることもあった...
海野十三 「恐竜島」
...自分の前の青年をはったとにらみつけ...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...」はっきり言われて...
太宰治 「新樹の言葉」
...私にははっきり分りませんでした...
豊島与志雄 「食慾」
...それでいていやにはっきりと公然としていた...
豊島与志雄 「立枯れ」
...闇(やみ)の中にまだのまれてはいたが輪郭がしだいにはっきりしてきた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...はっきり言い切ってない点である...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...特に先生にはっきり申し上げたい」この時...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...星になった女!星から生れた女!頭がはっきりする事は...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...電話で断はってあるのに...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...はっきり考えられるのです...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...こうして長さがはっきりと分ったので...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...はっきりくみとれるという意味なのである...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...どっちに罪があるかはっきり裁判をしてもらえ」「みんなに逃げられたいしばらしだろ」と誰かが云った...
山本周五郎 「青べか物語」
...北国路へ発向(はっこう)している...
吉川英治 「親鸞」
...介三郎は自分ではっとしたくらいである...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...――と、察して介三郎も、「はっ」と、要(い)らざる辞儀作法をとりのぞき、ツツと身を進めて、手に携えて来た渋紙づつみの紙縒(こより)をぶつぶつと断ちきった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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