...苦味丁幾(くみちんき)に重曹跣足(はだし)で逃げるです...
石井研堂 「元日の釣」
...跫音(あしおと)がしては不可(いか)んから跣足(はだし)で出たこともありますよ...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...跣足(はだし)には及(およ)ぶまいが...
泉鏡花 「縁結び」
...これにも初めは極(ひど)く閉口したが今では仲々下手(へた)なおさんどんなどはだしだよ...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...跣足(はだし)のままで隣家に行かれた...
高浜虚子 「子規居士と余」
...はなはだしばしば勘当したのだから...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...下ろし立てのはだし足袋(たび)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...片足ははだしのまま...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...跣足(はだし)のままの者...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...くろうとはだしの取引を平気でやり出すだけの身軽さがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...はだしで歩いているのを見た覚えがある」ということになるのだが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...騒擾はなはだしきに及びてようやく手を下すのであるから...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...なおはなはだしきは...
福沢諭吉 「教育の目的」
...跣足(はだし)になると...
槇本楠郎 「黒んぼ会」
...要するに人民の愛国心を滅却するのはなはだしきは...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...足袋はだしで庭に出て...
三好十郎 「好日」
...襤褸(ぼろ)を着た跣足(はだし)の老人が来て...
クスミン Mikhail Alekseevich Kuzmin 森林太郎訳 「フロルスと賊と」
...一本足の素跣足(すはだし)のまま...
夢野久作 「一足お先に」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??