...そこに姉が跣足(はだし)で飛んで来た...
有島武郎 「お末の死」
...上流(じやうりう)の一本橋(いつぽんばし)の方(はう)からすた/\と跣足(はだし)で來(き)た...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...氏はだしぬけに「島崎藤村君が...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...靴(くつ)をぶら提げて徒歩跣(かちはだし)になっていたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...跣足(はだし)で...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...ちょうどころあいを見はからってはだしぬけに精一杯ちやほやして...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...」「はだしで馳け廻っても……...
豊島与志雄 「化生のもの」
...まだ小さい時に通りを跣足(はだし)で歩いていると...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...じつに人権無視のはなはだしきものであつた...
蜷川新 「天皇」
...または天然にても人事にても景象の活動はなはだしく変化の急なる時これを歌うには迫りたる短き調を用うべきは論ずるまでもなく候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...はだしの白ひげの老人にも...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...はなはだしきは十里も歩まねば詣で得ずとあっては...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...はなはだしきは合祀伐木のため飲料水濁り...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...はだしのまま駐在所へ駆け込んじゃったわ」私が問いかけると...
山本周五郎 「青べか物語」
...はだしになって流れの中へはいると...
山本周五郎 「桑の木物語」
...みな裸足(はだし)で戸外へとび出していた...
吉川英治 「私本太平記」
...はだしで駈けて行くのもみえたが...
吉川英治 「私本太平記」
...裸足(はだし)のまま人心地もなく駈けていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??