...それから急にはたと手を拍つて...
芥川多加志 「四人」
...又文学の中の俳句などはたとへ作者がプロレタリアの精神に味方するといつても...
芥川龍之介 「プロレタリア文学論」
...エンジンははたと停り...
海野十三 「三重宙返りの記」
...はたとひざをたたいて...
江戸川乱歩 「影男」
...高木の神の女萬幡豐秋津師比賣(よろづはたとよあきつしひめ)の命に娶(あ)ひて生みませる子...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...海面一帯はたはたと騒ぎ立ち底の海...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...いろはたとえにも氏(うじ)よりそだちと申す事あり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ねんごろに客間に請(しょう)ぜし加藤夫人もその話の要件を聞くよりはたと胸をつきぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...はたと手をたたいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...角(つの)目立ったイライラしい声が、急に鳴り出して、高まると共に、はたと断絶する...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...はたと臆病に打たれて駆け出す気勢を奪はれたかたちだつたのである...
牧野信一 「熱い砂の上」
......
三好達治 「短歌集 日まはり」
...彼女はたとえ注射を打ってもカテーテルが入っている以上...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...その苦痛の激しさと深さはたとえようのないものであった...
山本周五郎 「つばくろ」
...そのあとはかならず弾音がはたと歇(や)むのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...はたと当惑いたし...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...観世音菩薩」それなり――はたと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...老母はたとひ餓死すとも...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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