...ちらりとしたらお姿を見はずすまいぞや...
泉鏡花 「悪獣篇」
...金色の死体を革帯からはずすや否や...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...凡て枠のホゾをはずすと箱のガタンと反転する式のダンプ・カーであった...
大阪圭吉 「坑鬼」
...こうしてわしがはずすよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...席をはずす理由を伝えてくれるように頼んで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
中野鈴子 「小林多喜二のお母さん」
...女は年頃をはずすと...
夏目漱石 「虞美人草」
...余も吹き出しそうになったので職人はちょっと髪剃を顔からはずす...
夏目漱石 「琴のそら音」
...一方の鉤だけをはずすならば次の瞬間には...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...両手がふるえてかぎからはずすことができません...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...馬車の側板(わきいた)の折り釘に引っかけておいた小さな包みをはずすと...
久生十蘭 「キャラコさん」
...的(まと)をはずすさ」「俺はこの二〇年...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...決して軌道をはずすことがない故に...
三木清 「人生論ノート」
...的をはずすことなし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...道を踏みはずすより外はない...
柳宗悦 「雲石紀行」
...いそいでその突っかい棒を取りはずすのである...
山本周五郎 「季節のない街」
...運搬のため笠石をはずすと火袋(ひぶくろ)(胴石)の中に木彫の地蔵尊...
山本笑月 「明治世相百話」
...一歩踏みはずすと...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索