...蓮葉女(はすっぱおんな)だったから...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...こけももはすっぱくて...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...め組は蓮葉(はすっぱ)帽子の中から...
泉鏡花 「婦系図」
...」蓮葉(はすっぱ)な口調で言って...
太宰治 「火の鳥」
...だめだよ」お高の詞(ことば)はひどくはすっぱであった...
田中貢太郎 「春心」
...お高はまたはすっぱな声をだした...
田中貢太郎 「春心」
...若旦那」はすっぱな女の声がどこからか飛んで来た...
田中貢太郎 「春心」
...綺麗な方だわ」若い女のすこしはすっぱに聞える無邪気な声が不意に聞えてきた...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...信濃町(しなのまち)から同じ学校の女学生とおりおり邂逅してはすっぱに会話を交じゆることも...
田山花袋 「少女病」
...どんなに好いか知れやしない」お島は蓮葉(はすっぱ)に言って笑った...
徳田秋声 「あらくれ」
...手におえない蓮葉(はすっぱ)女だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...貞節の士の夢のごとき淫逸(いんいつ)美妙なエジプトの舞踏を東方の蓮葉女(はすっぱおんな)らがやるのを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...島でのメンドクサイ悲しみはすっぱり捨てゝしまおうと私はキリのように冷い風をうけて遠く走る帆船をみました...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...もう侍などとはすっぱり縁を切ったつもり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...私はすっぱいから余り自分ではたべません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...例の蓮葉(はすっぱ)な大臣の娘が聞いて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...恋以上のあらぬ情慾などはすっぱりと忘れてしまうのだった...
吉川英治 「松のや露八」
...この機会にわしはすっぱりと剣を捨てた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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