...蓮葉女(はすっぱおんな)だったから...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...つと蓮葉(はすっぱ)に男の側へ歩み寄って...
芥川龍之介 「妖婆」
...め組は蓮葉(はすっぱ)帽子の中から...
泉鏡花 「婦系図」
...さりとて両親の前に恋を語るような蓮葉(はすっぱ)はおとよには死ぬともできない...
伊藤左千夫 「春の潮」
...蓮葉(はすっぱ)な事だと気が附きました...
太宰治 「東京八景」
...お高はまたはすっぱな声をだした...
田中貢太郎 「春心」
...若旦那」はすっぱな女の声がどこからか飛んで来た...
田中貢太郎 「春心」
...綺麗な方だわ」若い女のすこしはすっぱに聞える無邪気な声が不意に聞えてきた...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...島での悲しみはすっぱり捨ててしまおうと私は冷たい汐風(しおかぜ)をうけて遠く走る帆船をみました...
林芙美子 「新版 放浪記」
...島でのメンドクサイ悲しみはすっぱり捨てゝしまおうと私はキリのように冷い風をうけて遠く走る帆船をみました...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...神風や玉串(たまぐし)の葉をとりかざし内外(うちと)の宮に君をこそ祈れ (俊恵(しゅんえ))神祇(じんぎ)の歌といえば千代の八千代のと定文句(きまりもんく)を並ぶるが常なるにこの歌はすっぱりと言いはなしたるなかなかに神の御心にかなうべく覚え候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...私はすっぱいから余り自分ではたべません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして蓮葉(はすっぱ)に騒ぐのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...娘であった割合には蓮葉(はすっぱ)な生意気なこの人はあわてもしない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...五節も蓮葉(はすっぱ)らしく騒いでいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...貴女(きじょ)と言っても少し蓮葉(はすっぱ)な心が内にあって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...蓮葉(はすっぱ)とも何とも思われる懸念が無かったからである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...お綱もはすっぱな姿を見せないと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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