...田舎娘にしては才はじけた顔立ちだ...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...此木は冬になつて葉が落ち実がはじけた姿がよいのだが...
種田山頭火 「行乞記」
...どこか才はじけたような...
寺田寅彦 「子猫」
...もしそれで内のカルルがはじけたら...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...はじけたやつけえ...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...町をあるけば絵草紙屋の店といふ店には千代紙やあね様づくしなどは影をかくして到るところ鉄砲玉のはじけた汚らしい絵ばかりかかつてゐる...
中勘助 「銀の匙」
...原子爆弾がはじけたとき...
永井隆 「この子を残して」
...「ここではじけたこの原子爆弾の物語る意味はいろいろある」私はしずかに語り始めた...
永井隆 「この子を残して」
...そこへピカドンと原子爆弾がはじけた次第だった...
永井隆 「この子を残して」
...不気味にはじけた傷痕(きずあと)を指さしました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...才はじけた方でもなし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...箍(たが)のはじけた桶のやうに手のつけやうの無い笑ひを湛(たゝ)へ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...躱(かわ)したので、背後の塀にあたって、真白くはじけた...
火野葦平 「花と龍」
...パチパチはじけた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...虚飾がはじけた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...メアリの喜びがはじけた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...それがはじけタバコでさ」「ぱちんとはじけたので眼を剥いた...
山本周五郎 「季節のない街」
...または人いちばい才はじけたところのある甥(おい)の素質を見て...
吉川英治 「新書太閤記」
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