...そして私自身(わたくしじしん)もたしか在世中(ざいせちゅう)に何回(なんかい)か走水(はしりみず)のお祠(やしろ)に参拝(さんぱい)致(いた)しました……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...走水(はしりみず)は新井(あらい)の城(しろ)から三四里(り)ばかりも隔(へだ)った地点(ところ)なので...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...または競争(はしりくら)などさせて...
巌谷小波 「こがね丸」
...賢二君たちはしりませんが...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...走水(はしりみづ)の海八を渡ります時に...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...諭吉(ゆきち)はバタバタと便所(べんじょ)へはしりました...
高山毅 「福沢諭吉」
...使いはしりをつとめていた眼のすずしい十五六歳の女の子に...
太宰治 「狂言の神」
...城のほうへはしりさっていくようすです...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...心(こヽろ)笹原(さヽはら)をはしりて...
樋口一葉 「曉月夜」
...心は一途にはしりて前後をかへり見ず...
一葉 「暗夜」
...姿形(すがたかたち)のうるはしきのみならで心(こゝろ)ざまのやさしさ情(なさけ)の深(ふか)さ絲竹(いとたけ)の道(みち)に長(た)けたる上(うへ)に手(て)は瀧本(たきもと)の流(なが)れを吸(く)みてはしり書(がき)うるはしく四書五經(ししよごけい)の角々(かど/″\)しきはわざとさけて伊勢源氏(いせげんじ)のなつかしきやまと文(ぶみ)明暮(あけくれ)文机(ふづくゑ)のほとりを離(はな)さず...
樋口一葉 「別れ霜」
...足を舳の狭い走板(はしりいた)にしつかりふんばつて...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...そういう時には走使(はしりつかい)が欲しいに違ない...
森鴎外 「独身」
...一方ではいちばん新しいはしりの文学に触れたと同時に...
柳田国男 「故郷七十年」
...眼に見えないなにかがはしりでもするように...
山本周五郎 「風流太平記」
...柳原堤(やなぎわらどて)へいつも出るはしり物屋がある...
山本周五郎 「柳橋物語」
...はしりのトウナスや枝豆が出はじめてもすぐそれを仏壇に上げたものです...
吉川英治 「親鸞の水脈」
...走井(はしりい)の茶屋まで見送ってきたものである...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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