...はしなくもなりきと云ふ過去の語を用ゐざるべからざるの運命を有せり...
石川啄木 「閑天地」
...激論われはかの夜の激論を忘るること能(あた)はず、新らしき社会に於(お)ける「権力」の処置に就(つ)きて、はしなくも、同志の一人なる若き経済学者Nと我との間に惹(ひ)き起されたる激論を、かの五時間に亙(わた)れる激論を...
石川啄木 「詩」
...はしなくも物議を醸し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それを軽蔑している本性をはしなくも暴露していた...
高見順 「いやな感じ」
...そして私は箕作阮甫の「陝西紀行長崎日記」のうちにはしなくも吉雄圭齋が電氣分解の實驗をしてみせる個所を發見してびつくりした...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...祭文語りの悲壮な語りぶりが、はしなくも、道庵の武士道心を刺戟したものかも知れません...
中里介山 「大菩薩峠」
...はしなくも、桜の馬場の前を、この夜中に躍(おど)って過ぐる馬があります...
中里介山 「大菩薩峠」
...はしなくも去って...
中里介山 「大菩薩峠」
...隙を見て友田と二人で媾曳の日の約束を定めて居る所をはしなくも大寺に聞かれたため大寺は憤慨の余り...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...はしなくもこの自分の芸の上に...
正岡容 「小説 圓朝」
...はしなくもお艶の噂が小助六の耳へ伝わってきた...
正岡容 「寄席」
...いざ」「はしなくも敵に探られて...
山田美妙 「武蔵野」
...はしなくも、かれは、自分のかけたワナに懸って炎の中で、自刃し、かれを通じて、西国方面の陰謀や、密貿易仲間のうごきが、どういう現状にあるかは、ついに今度の調査では、余りにも、広汎(こうはん)に亙(わた)りすぎて、知るを得なかったが、この方面の、幕府にとっての危険なる欠陥も、ゆるがせに出来ないものになっていることは、間違いない...
吉川英治 「大岡越前」
...近ごろはとみに自分への寵幸も衰(おとろ)えぎみとなっていた折……はしなくも「義貞へ嫁(ゆ)け」との御諚(ごじょう)であったという...
吉川英治 「私本太平記」
...そこではしなくも...
吉川英治 「神州天馬侠」
...はしなくも現天子の馬(ふば)(天子の婿(むこ)たる人の官名)王晋卿(おうしんけい)の館(やかた)に仕える身とはなった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...疑説、ここに生じて、彼を天皇の子となす説、女御が通じていた悪僧の子とする説など、はしなくも、二十年後の貧乏平氏の家庭に、紛々(ふんぷん)をかもし、スガ目の忠盛にあきたらぬこと年久しく――しかもなお虚栄に富んで女の晩春に恋々(れんれん)たる彼の母は、四人の子をのこして他家へ去る...
吉川英治 「随筆 新平家」
...はしなくも、清盛その人に会ったような気がする...
吉川英治 「随筆 新平家」
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