...球はぐるぐる廻(まわ)り出すのです...
石原純 「ジェームズ・ワット」
...雨(あめ)に流(なが)るゝ燈(ひ)の影(かげ)も見(み)はぐるまいと立(た)つて居(ゐ)る...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...手足はぐるぐるまきにされ...
海野十三 「少年探偵長」
...廻(まわ)らぬ歯車(はぐるま)大尉が...
海野十三 「人造人間の秘密」
...天體はぐる/\廻り...
千家元麿 「自分は見た」
...つむじ風に身體を卷かれたやうに腹の内につむじ風が起つて自分はぐる/\廻轉して道の眞中に立止つてしまつた...
千家元麿 「自分は見た」
...炭取りはぐるりと左から右に動いてその位置が変った...
田中貢太郎 「炭取り」
...樹木はぐるりにだけ四方の垣根沿いに...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...父親はぐるりとあたりを見回して...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...手拭を外した所を見ると髮はぐるぐる卷で...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...頁(ページ)をはぐるとこんな事が...
夏目漱石 「虞美人草」
...よう」バロンセリはぐるりと向き直る...
久生十蘭 「魔都」
...薊はぐるぐる揺れ...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「琴」
...みんなはぐるぐるぐるぐる手拭(てぬぐひ)をまはりはじめました...
宮澤賢治 「鹿踊りのはじまり」
...鳶はぐるりぐるりと外から大きい輪を段々せばめて行って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...後に続いた数頭の馬はぐるぐる廻りながら...
横光利一 「上海」
...船はぐると江上に廻り...
吉川英治 「三国志」
...閃々(せんせん)たる小太刀の陣(じん)は霜(しも)の歯車(はぐるま)のように...
吉川英治 「神州天馬侠」
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