...ちぐはぐな所がある訳ではない...
芥川龍之介 「小杉未醒氏」
...膝(ひざ)に抱き上げて愛撫(あいぶ)してやる母親にもはぐれたあの子は今あの池(いけ)の端(はた)のさびしい小家で何をしているのだろう...
有島武郎 「或る女」
...機はぐんぐん垂直に上昇していって...
海野十三 「三重宙返りの記」
...今別の面をはぐろうとした時...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...おかげで今夜はぐつすりと寝た...
種田山頭火 「其中日記」
... 55勇者の中に傑れたる(巨幹の如く生ひ立てる)彼を沃土の野に立てる樹木の如くはぐくみつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...木箱はぐんぐん重くなった...
豊島与志雄 「どぶろく幻想」
...訳の分らないちぐはぐなところが...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...心持ちが妙にちぐはぐになった...
豊島与志雄 「未来の天才」
...私達の会話はぐるぐる同じ所を廻るだけで...
豊島与志雄 「理想の女」
...世界はぐっと進んでいます...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...神尾家は主人はぐうたらだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ランビァン高原への九十九折(つづらをり)のドライヴウ※イをトラックはぐうんぐうんと唸(うな)りながら登つた...
林芙美子 「浮雲」
...お伴の者の船にはぐれて悪者共に捕えられたのであった...
夢野久作 「猿小僧」
...その椅子はぐらつきつつ顛覆しないときまってみると...
宮本百合子 「豪華版」
...これらの人たちは自分たちをはぐくみ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ここらあたりでまたはぐれたらしい...
吉川英治 「上杉謙信」
...お鉄漿(はぐろ)の入墨(いれずみ)をなされました」「爪へ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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