...ライン河の入日の画端書(えはがき)に感嘆の声を洩(も)らす時のほかは...
芥川龍之介 「葱」
...彼女は昨日塚本の端書(はがき)を受け取ったので...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...反古紙を探して私製はがきを窮製して方々の親しい人々へ寄書をしたりなどして...
種田山頭火 「其中日記」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...「猫(ねこ)」以後には橋口五葉(はしぐちごよう)氏や大塚楠緒子(おおつかなおこ)女史などとも絵はがきの交換があったようである...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...端書(はがき)でも用(よう)の足(た)りる所(ところ)を...
夏目漱石 「門」
...元朝早々主人の許(もと)へ一枚の絵端書(えはがき)が来た...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...さる頃はがきにて處用を申こしたる文面は男の通りにて名書きも六藏の分なりしかど...
樋口一葉 「ゆく雲」
...クリスマスカードや絵はがき等だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...けれどもその後(のち)彼(かれ)からは何(なん)の端書(はがき)一本(ぽん)の音信(おとづれ)もなかつた...
水野仙子 「悔」
...十月三日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 長野県下高井郡上林温泉せきや方より(地獄谷の写真の絵はがき)〕十月三日...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十月十四日夜 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 長野県上林温泉より(中沢弘光筆「北信濃風景」の絵はがき)〕このエハガキに描かれているところは今は一面の段々の田で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...八月十五日夜 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(はがき二枚)〕さっき手紙を書いてから東京堂へ出かけて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一月十二日〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(中村研一筆「朝」の絵はがき)〕一月十二日...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...角兵衛獅子の絵はがき)〕(1)これは好きというより何と父の作風と息子の作風とは似ているでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...縣社遠石八幡宮()の写真絵はがき)〕ここのエハガキはおやしろばっかりで中学のがないのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一枚のはがきのことから...
山之口貘 「沖縄帰郷始末記」
...そのはがきは夫に宛てたもので...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??