...」と夫の作造はのんきに構えこんだのだが...
犬田卯 「おびとき」
...のんきにひとねむりするなんて...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...おまけに妻をあんな卑しい所で稼がした金で君はのんきに食つてゐるんだぞと云ひたくもなる...
武田麟太郎 「現代詩」
...依頼人はのんきにも判を忘れてゐた...
武田麟太郎 「反逆の呂律」
...のんきに遊び育ったのかと思ったら...
太宰治 「帰去来」
...若殿は、のんきに、「捨て置け...
太宰治 「新釈諸国噺」
...」と、のんきに尋ねる...
太宰治 「母」
...自然そのものの合唱!あゝ生きてることのよろこび!私も宿の人ものんきにかまへてゐたので出発したときは八時すぎてゐた...
種田山頭火 「旅日記」
...夏休みのある日M君と二人で下高井戸(しもたかいど)のY園という所へ行って半日をはなはだしくのんきに遊んで夕飯を食った...
寺田寅彦 「路傍の草」
...今では大変のんきに仕合せに暮しているという便りを...
豊島与志雄 「死の前後」
...のんきに髪結や長唄の稽古に出かけ...
豊島与志雄 「肉体」
...のんきに花見なんかして――...
永井隆 「この子を残して」
...のんきに仕事ができて...
野村胡堂 「平次放談」
...のんきに高處(たかみ)の見物と出掛(でか)けた...
三島霜川 「平民の娘」
...私はのんきになりたいね...
三島霜川 「平民の娘」
...谷崎のように高野山あたりでのんきに納って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...のんきに且つ熱心に撰り分けてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...のんきに暮(く)らしているのである...
吉川英治 「神州天馬侠」
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