...だれでも、この世の中を無事に、のんきに、暮(くら)していこうと思えば、そんなふりをしなければならないものですがね...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「ほんとにそのとおり!」
...おまけに妻をあんな卑しい所で稼がした金で君はのんきに食つてゐるんだぞと云ひたくもなる...
武田麟太郎 「現代詩」
...依頼人はのんきにも判を忘れてゐた...
武田麟太郎 「反逆の呂律」
...たいてい普通の服装でのんきに外出できた頃でしたので...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...のんきに遊んでいるのは...
太宰治 「正義と微笑」
...のんきに菊の花など議論してみる場合ぢや無かつたのでした...
太宰治 「清貧譚」
...のんきに私たちと遊んでゐる...
太宰治 「津軽」
...いつものんきにトランプだ...
太宰治 「道化の華」
...妻は尋常の夫の放蕩(ほうとう)とのんきに思いこんでいるらしく...
田中英光 「野狐」
...のんきに歩いて泊りなさいといつて...
種田山頭火 「行乞記」
...」かれ等は何百年前から繰返した黴(かび)の生えたやうな言葉をくり返してのんきに生活した...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...「それは僕だってのんきにばかりしているわけではありませんさ...
田山花袋 「田舎教師」
...夏休みのある日M君と二人で下高井戸(しもたかいど)のY園という所へ行って半日をはなはだしくのんきに遊んで夕飯を食った...
寺田寅彦 「路傍の草」
...のんきに高處(たかみ)の見物と出掛(でか)けた...
三島霜川 「平民の娘」
...大体二階暮しでのんきにしています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...なんにも考えないでのんきに養生をしましょう...
山本周五郎 「柳橋物語」
...のんきに下をながめている男が感心していた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...世界のすみにあって戦争の苦しさをのんきに傍観している浅薄な国民だけだろう...
和辻哲郎 「世界の変革と芸術」
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