...のんきに大手をふって歩けなくなった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...のんきにひとねむりするなんて...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...たいてい普通の服装でのんきに外出できた頃でしたので...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...こんなにのんきにいたわられても閉口です...
太宰治 「風の便り」
...生れ落ちたこの山奥が自分たちの親代々の故郷とのんきに合点して...
太宰治 「新釈諸国噺」
...のんきに遊んでいるのは...
太宰治 「正義と微笑」
...これは、はじめからこうなんだと、のんきに平気で、行き逢う人、行き逢う人にのんびり挨拶をかえしながら澄まして歩いていると、まあ、男は、どんなに立派だろう...
太宰治 「火の鳥」
...のんきに読んでゐられる...
種田山頭火 「行乞記」
...のんきに戯(たわむ)れたりしていることばかりである...
田山花袋 「『田舎教師』について」
...六人の児童を相手にのんきに暮した...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...私どもなどはのんきに暮してゐるとお考へでせうが...
田山花袋 「道綱の母」
...自分は田舎のひとり子でいわばなんの苦しみもなくのんきに育てられたほうである...
寺田寅彦 「わが中学時代の勉強法」
...あんなにのんきにして...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...「のんきに書くよ...
徳永直 「冬枯れ」
...のんきに帰ってきて...
豊島与志雄 「浅間噴火口」
...「水の中の石か何んかでやられたんぢやありませんか」八五郎は一向のんきに片付けてをります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...のんきにロシアのルバシカと長靴で構内線路を横切って歩いていたのだろう...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...のんきになっていては罪を重ねることになるのです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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