...なんてのんきな少年だろう...
海野十三 「海底都市」
...こんなのんきな返事をした...
海野十三 「太平洋魔城」
...「のんきな顔をしている場合じゃない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...のんきな交友など...
太宰治 「惜別」
...至極のんきな風をして...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...のんきな一俳人者としての好い証拠として言はれてゐる...
田山録弥 「西鶴小論」
...いく日かのんきな旅をして...
豊島与志雄 「銀の笛と金の毛皮」
...のんきなかわいい小娘の一人だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして元来なまけ者ののんきな甚兵衛も...
豊島与志雄 「天下一の馬」
...ほんとうにそんな目にあわせられたら彼らはのんきな詩や歌を作ったであろうか? ――孤児はまさしく罪なくして配所の月を眺めさせられている...
永井隆 「この子を残して」
...のんきな兄らの中に育ったのだ...
夏目漱石 「僕の昔」
...而も二月のあの御難月はPCLでのんきな日を送ってゐたのである...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...のんきな様子で部屋に入る態度は...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...僕はカフスへはめたナポレオンと同様伯父さんをうんと崇拝したものさこの伯父はピストルだまの先っぽ同様のんきなアメリカで銀行や農場をさんざ荒らしまはったものさ僕は伯父さんの肖像をシルダの影と...
槇村浩 「長詩」
...まるでのんきな休まる気分です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...タカちゃんは却っていん方がのんきな...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いくらのんきな部屋でも...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...のんきな我等は、この石段の續いた果にまだお寺があるだらうしその一番高い所に在るお寺に泊めて貰はうなどと言ひながらなほ勞れた足を運ばうとしてゐたのであつた...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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