...他の者は何の出来事もないやうに呑気(のんき)にたべつづけてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...のんきなことをいっている...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...のんきに遊び育ったのかと思ったら...
太宰治 「帰去来」
...しかし元来のんき人種だから...
種田山頭火 「行乞記」
...のんきにかまへてゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...……のんきにのんびりと句でも作ることです...
種田山頭火 「其中日記」
...のんきな調子でこんなことを言つて笑つた...
田山録弥 「山間の旅舎」
...六人の児童を相手にのんきに暮した...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...芸者屋も今までの暢気(のんき)さではいられなかった...
徳田秋声 「縮図」
...呑気(のんき)に養生する...
夏目漱石 「野分」
...呑気(のんき)と見える人々も...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...随分呑気(のんき)ねえ」薄暗い中で忠弘を顧みてにっこりすると...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...御存じの通りの呑気者(のんきもの)でしょう」叔母さんの鋭鋒は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...のんきな足どりでぶらぶら歩いてくる...
久生十蘭 「だいこん」
...いたるところに遊惰とのんきな漫歩とがある――人々は別段...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...またある時はその仲間達ののんきな生活の話などをして私達を笑はせました...
水野仙子 「道」
...などと暢気(のんき)なことを云っていました...
山本周五郎 「失蝶記」
...暢気(のんき)にたのしく...
吉川英治 「親鸞」
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