...ボールト・ヴァン・タッセルはのんきで大まかな人だった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...何を!呑気(のんき)なことをいやがんでい...
泉鏡花 「海城発電」
...露西亜人はあゝした暢気(のんき)な...
薄田泣菫 「茶話」
...たいてい普通の服装でのんきに外出できた頃でしたので...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...のんきに菊の花など議論してみる場合ぢや無かつたのでした...
太宰治 「清貧譚」
...と持ちまえの呑気(のんき)さを取り返し...
太宰治 「走れメロス」
...呑気(のんき)に遊んでいるうちに...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...人間ののんきさかげんがこんなことからもわかる...
寺田寅彦 「柿の種」
...りこうで、のんきで、朗かな少年でした...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...わざわざ呑気(のんき)な扁舟(へんしゅう)を泛(うか)べてこの桃源(とうげん)に溯(さかのぼ)るものはないようだ...
夏目漱石 「草枕」
...七つかだろう」「ハハハ教師は呑気(のんき)でいいな...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...まるで自分たちには拘わりのないことのようなのんきな顔をして見物に出かけているのである...
野上豊一郎 「ヴェルダン」
...小金などを廻して呑気(のんき)に暮している中年過ぎの男が踊りの師匠のところに出入するというのは腑に落ちませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まるでのんきな休まる気分です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そののんきな恋愛合戦のやり方の中にもそっくりそのまま見られる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そんな暢気(のんき)なこと云ってるけど...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...ひとり暢気(のんき)に豪語をならべておるではないか...
吉川英治 「三国志」
...暢気(のんき)にしていたまえ」「でも...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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