...ほんのりと桃色に...
泉鏡花 「薄紅梅」
...からだをのりだす...
海野十三 「海底大陸」
...オブラートに糊(のり)をつけたものを持っていて...
海野十三 「柿色の紙風船」
...前へのりだしながら下手(しもて)を指さした...
海野十三 「三十年後の世界」
...越ヶ谷の停車場より馬車にのりて...
大町桂月 「春の郊外」
...絶えまなく対数表の誤謬を訂正しなければならぬ――計算者の誤謬からして安全な波止場に到着するはずだった船が岩のうえにのりあげてこわれることがしばしばある――ラ・ペルーズ〔フランスの有名な探険家で一七八八年に出航したまま行方不明となる〕の悲運の例は無数にある...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...滝風は木々の落葉を近寄せず廻廊を登るにつれて時雨冷え木々紅葉(もみじ)せねばやまざる御法(みのり)かな今も尚(なお)承陽殿に紅葉見る十一月十六日 越前永平寺(えいへいじ)...
高浜虚子 「六百句」
...ぼくはほんのりと酩酊して行った...
竹内浩三 「横町の食堂で」
...ながまさ公は御のりものゝきわまでおみおくりに出られまして...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...本願他力の船いかだにのりなば...
中里介山 「法然行伝」
...思(おも)ひ出(だ)さねえなんて吐(ぬ)かしやがつて」爺(ぢい)さんは又(また)乘地(のりぢ)に成(な)つた...
長塚節 「土」
...ま一文字にのりいれたのです...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...内囲(うちのり)から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一昨日は東京で偶然のり合わせ...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...のりと煙草の臭いが漂っている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...人間は誰でも自分の分限(ぶんげん)を守って心の規(のり)を超えないのが美徳だ...
村井弦斎 「食道楽」
...名和又太郎長年の“長年”という名のりは...
吉川英治 「私本太平記」
...いつも蔭ながらご無事をおいのりしておりましたが...
吉川英治 「親鸞」
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