...地主ののら息子が引張って行った雛っ子みたいな女でしかなかったんだわ――」山本はルパシュカを着たり...
戸田豊子 「歩む」
...好人物で無智で狡猾の逸話的存在でしかなかったわね――私ったら地主ののら息子が引張って行った...
戸田豊子 「歩む」
...一人ののら息子があって...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ババア」「婆がどうしましたか、こののら息子め、身体ばっかし大きななりして、まるで餓鬼ぢゃないか...
原民喜 「おふくろ」
...のら息子一船が北の岸につくと...
吉川英治 「三国志」
...その中のひとりは宵にちらと見たこの家ののら息子だった...
吉川英治 「三国志」
...これへ呼んでくるがいい、置き土産にそれがしが訓戒を加えてやろう」関羽のことばに、老夫婦はよろこんで連れに行ったが、のら息子は、家の中にいなかった...
吉川英治 「三国志」
...あののら息子か」「実は...
吉川英治 「三国志」
...そののら息子には...
吉川英治 「三国志」
...またその両親には二夫人以下われわれどもが、一夜の恩をこうむっておれば……」「ああ、あなた様は、やはり噂に聞いていた通りの羽将軍でした」そういうと、裴元紹は、のら息子の襟がみをつかんで、道ばたへほうり出した、のら息子は、生命からがら、谷底へ逃げこんだ...
吉川英治 「三国志」
...のら息子(むすこ)彼女の乳人(めのと)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...のら息子が帰って来たのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...……おふくろ、のら息子でも、たまにゃあ孝行してみせるから、また眼にかどたてて強意見(こわいけん)など云いなさんなよ」母親の膝もとへ、三蔵は黄金を一枚、ぽんと抛(ほう)ってやった...
吉川英治 「新書太閤記」
...のら息子と一緒に戸口へ出たので...
吉川英治 「新書太閤記」
...……お沢ののら息子などと...
吉川英治 「新書太閤記」
...のら息子の母親というのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...のら息子の三蔵を利用し――三蔵は於通をかどわかすつもりで――この二人が家出したのを...
吉川英治 「新書太閤記」
...探しあぐねていたのら息子が...
吉川英治 「松のや露八」
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