...のらりくらりと彼の帳合を続けていた...
魯迅 井上紅梅訳 「孔乙己」
...のらりくらりと精神的麻痺にかかったような彼女だった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...のらりくらりしていたのであろう...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...のらりくらり歩いてゐるうちに...
種田山頭火 「行乞記」
...のらりくらり、かういふ生活にはもう私自身がたへきれなくなつた...
種田山頭火 「其中日記」
...母との応待ならば、のらりくらりと、なんとでもごまかせる...
豊島与志雄 「自由人」
...いつものらりくらりしていて...
豊島与志雄 「山吹の花」
...氷河がおしだした漂石(ひょうせき)のガラ場をのらりくらりと歩いて行った...
久生十蘭 「白雪姫」
...ヴィラがのらりくらり返事をしている時...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...しかしいつもの自分ならそれを変だと感じもしようが妙ちきりんな状態にある僕はそんな事は格別気にも掛けないで矢張りのらりくらりと絶えず落着かず...
村山槐多 「殺人行者」
...のらりくらりと日を送つてゐるやうな男なのだつた...
吉井勇 「青春回顧」
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