...唯女親のみが発明する事の出来る神聖な様々のとぼけた事をする...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...問題解決の当体たる自分たちのみが持っているのだと気づきはじめた...
有島武郎 「宣言一つ」
...我日本のみにして殆ど數十人或は數百人を算するではありませんか...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...朱(しゆ)の附着(ふちやく)せる貝殼(かひがら)を出(だ)したのみ...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...正造はただ報告をきくのみで金の顔も見なかったし...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...須佐之男命(すさのおのみこと)は...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...すべてを味到することが出来る力は信念にのみある...
種田山頭火 「其中日記」
...何故に人々が日本精神を説くに当ってかかる遠い過去の時代をのみ顧慮するかということである...
津田左右吉 「日本精神について」
...ただ種々なことを言いふらしてみたいためのみである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わずかに書肆(しょし)の来(きた)って旧著の改版を請うがまま反古(ほご)にもすべき旧稿の整理と添刪(てんさん)とに日を送ればかえって過(すぎ)し日の楽しみのみ絶え間もなく思い返されるばかり...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...資本主義諸国では近代的産業に従事する労働者の失業者のみでも三千万人を突破し...
野呂栄太郎 「十月革命と婦人の解放」
...単に観念においてのみ現れる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...苦悶(くもん)はいよいよ勝るのみ...
福田英子 「妾の半生涯」
...恭仁京(くにのみや)の址(あと)をたずねて...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...時間のみならず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一方には天狗の容貌服装のみならず...
柳田国男 「山の人生」
...「茶箪笥(ちゃだんす)におやつがはいっているよ」「のらさんのみやげさ」と弟が低い声で云った...
山本周五郎 「季節のない街」
...地代とは土地の使用に対しそして土地の使用に対してのみ...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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