...のみならずその游泳者は悉(ことごと)く水を飲んでおり...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...徒らに美人の俤偲ばしむるのみなるべし...
大町桂月 「冬の榛名山」
...表面のみを見る人は...
丘浅次郎 「人道の正体」
...このゆゑに文字(もじ)の用ある時は他の村の者にたのみて書用(しよよう)を弁(べん)ず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...かの現(うつつ)とこの夢と相共に人生の哀歌を奏するのみ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...ただ成功のみをありがたがる癖がついてしまっていたのだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...われわれは危険の伴う戦いをのみ快しとする...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それのみを望みにしておる...
直木三十五 「南国太平記」
...しかのみならず五本の毛へこびりつくが早いか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ちちのみの父を負ふものひとのみの肉と骨とを負ふものきみはゆくゆく涙をながしそのあつき氷を踏み夜明けむとするふるさとにあらゆるものを血まみれにする萩原朔太郎...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
......
槇本楠郎 「おふくろへ」
...やうやく年号のみすりたり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...相持ちに揃いのみごとさを保たしめる原因には...
柳田国男 「雪国の春」
...のみならず、現在、徳の兄柔(ほうじゅう)も、蜀におります...
吉川英治 「三国志」
...のみならず、酒を飲ませ、糧(かて)を与え、負傷者には、薬治をして、追い放してやった...
吉川英治 「三国志」
...のみならず、先頃の調停は、徳川家から極秘に秀吉方へ申しこんだもので、家康は、内部の破綻(はたん)のもれないうちに――急に和議を成立させようと試みたのだが、秀吉方の条件が苛酷(かこく)なために、ついに、物わかれになったものだ――などとも云いふらされた...
吉川英治 「新書太閤記」
...あれのみは許さぬ...
吉川英治 「源頼朝」
...いずれも皆留まるべき道理のみである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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