...鼓を打つて来り迫るや知るべきのみ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...収穫時(とりいれどき)の頼(たのみ)なきも...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...其処は死んだ細君と知合になった当時、能(よ)く両人が散歩した所だそうで、而(しか)も死んだのは、彼のみならず、夫婦(ふたり)の間に出来た、たった一人の子供も殺して死んだ...
海野十三 「あの世から便りをする話」
...人形の顔のみならず...
寺田寅彦 「生ける人形」
...之に反して通路に於て把握された事物――人々はかくしてのみ事物を理論し又之を実際的にとり扱う方法を得る――に於てはAはBC……を代表し得なければならない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...人を饗するのみならず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...技巧的の進歩のみあって内容的の進歩がないから...
豊島与志雄 「小説の内容論」
...さのみ浮き立ちません...
中里介山 「大菩薩峠」
...かえって盛んになったのみならず...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...風俗の正しきと取締りの行き届きたるとのみによりて名誉を得るものあるを聞かず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...ただ人力をつくして時を待つのみ...
福沢諭吉 「学校の説」
...此処は去年の夏頃友達の小林秀雄に依つて知らされたのみやで...
牧野信一 「日本橋」
...和算の初期からして単に実生活の関係にのみ局限せずして...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...江戸が備中あたりになればよいとのみ痴想いたし候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...なま睡をのみながら立ち...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...ことし二ツの乳のみを抱いて...
吉川英治 「新書太閤記」
...晩年無二の親友であったというのみで...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...それは一つには日本語で説明するのがフェルナンデスのみであり...
和辻哲郎 「鎖国」
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