...生産者の組合を斥けて消費者の組合のみを模型にするといふのも...
石川三四郎 「社会的分業論」
...そして其書名「デモクラシイ」の語が余りに俗悪にして本書の内容と些しも共鳴せぬのみならず...
石川三四郎 「土民生活」
...大辻もたのみにならなければ...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...読者のみなさん、なんだかへんですね...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...差あるのみならず...
高木敏雄 「比較神話学」
...ならずば(or)其目的に斃れんのみ(willdie in the attempt)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...自(みずか)ら父母を懐うのみならず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...曾て自ら之れを耻とせざるのみならず又人に向ひて之を説くを意とせざるに至る此時に当り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...三の波紋がたつのみだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...単(たん)にお糸(いと)一人の姿(すがた)のみならず...
永井荷風 「すみだ川」
...われのみ災難のため...
永井隆 「この子を残して」
...「ひイふのみ」火鉢と縁の下と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何(ど)うで下品(げひん)に育(そだ)ちました身(み)なれば此樣(こん)な事(こと)して終(おは)るのでござんしよと投出(なげだ)したやうな詞(ことば)に無量(むりよう)の感(かん)があふれてあだなる姿(すがた)の浮氣(うはき)らしきに似(に)ず一節(ふし)さむろう樣子(やうす)のみゆるに...
樋口一葉 「にごりえ」
...池のみぎわから建物の横手をまわって...
久生十蘭 「あなたも私も」
...前の西門の入日の歌もあり又末嬢の藤子さんの家の焼けたことを依水荘で聞かれて やがてはた我も煙となりぬべし我子の家の焼くるのみかは と死の近づきを想見する歌もあるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...さのみ美味いとも思わなくなったんだが...
古川緑波 「想い出」
...結局この一点のみが...
柳田国男 「海上の道」
...といふ事のみ多いんです...
吉川英治 「折々の記」
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