...不得手なのは攀木(きのぼり)に駈競(かけつくら)...
石川啄木 「刑余の叔父」
...いつの間にか丘の上にのぼりついた...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...もうもうと立ちのぼりはじめた...
海野十三 「地球要塞」
...平凡な者がかえって鰻登(うなぎのぼり)に出世するのは...
丘浅次郎 「生物学的の見方」
...石の段段をのぼり...
太宰治 「狂言の神」
...ゆっくりゆっくり石の段々を、のぼりながら、「少しは親爺の気持も、いたわってやったほうが、いいと思うぜ...
太宰治 「座興に非ず」
...汗が湯気のように立ちのぼりましたが...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...腰かけにのぼりました...
新美南吉 「いぼ」
...ぶうんと空にのぼりはじめました...
新美南吉 「かぶと虫」
...江戸の方から行って、のぼり四里...
野村胡堂 「胡堂百話」
...それらの蘆にはもう青い液状の緑がのぼりかけていた...
室生犀星 「津の国人」
...月升(のぼり)てかへる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...昇降(のぼりくだり)いと難(かた)ければなり...
森鴎外 「みちの記」
...二百六十回の多数にのぼります...
横光利一 「我等と日本」
...打仰ぐ青き空には紙鳶(いかのぼり)近く歌へる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...おびただしい旗や幟(のぼり)を持たせ...
吉川英治 「三国志」
...大江をさかのぼり...
吉川英治 「三国志」
...まだ煙のいぶっている焼け跡の城地にのぼり...
吉川英治 「新書太閤記」
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