...のほほんとすわってるのは...
高見順 「いやな感じ」
...男というものの、のほほん顔が、腹の底から癪(しゃく)にさわった...
太宰治 「女の決闘」
...のほほんなりと少し作品を濶達に書きかけると...
太宰治 「風の便り」
...のほほん顔で空想しているような馬鹿なのだ...
太宰治 「新ハムレット」
...のほほん顔を見ると...
太宰治 「惜別」
...のほほん顔でゐるのが歯がゆいのである...
太宰治 「津軽」
...「見た目はのほほんとしているが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...仕事もせずのほほんとしていた...
豊島与志雄 「失策記」
...のほほんと寝ころがっているのに...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...のほほんと寒鮒をせせっているのに...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...これまではいつものほほんをきめこんでいた長官のあとへ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...満更のほほんになつちやゐませんや...
平出修 「瘢痕」
...のほほんと休めませんし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...のほほんで、その河合と連れ立って帰るようなこともするのに、時々川島の場合のようにぶざまな痙攣(けいれん)的臆病を現すのであった...
「一本の花」
...それだから顎(あご)を撫でてのほほんとしていられるのではないか...
室生犀星 「陶古の女人」
...のほほんと生きてもおれんわ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...のほほんの沢庵坊にしては...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ただのほほんとしてたって駄目なんで...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
便利!手書き漢字入力検索