...王さまのほうへのばしてきます...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「わるい王さま(伝説)」
...ハイロの頭越しに両手をのばして...
海野十三 「怪星ガン」
...その手をぐっとのばして...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...そつと叩いて手をさしかわし玉のような手をして足をのばしてお休み遊ばせ...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...「友さん」「何だえ」「少し、お前に頼みたいことがある」その時、米友がはじめて鍬の手を休め、腰をのばして、鍬の柄を腮(あご)のところへあてがって、まともにお銀様の方に立ち直りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...のびのびと體をのばして天井を見てゐた...
林芙美子 「あひびき」
...ゆき子は、足をのばして、炬燵の中の男の足をさぐつた...
林芙美子 「浮雲」
...皺をのばして見ると...
久生十蘭 「海豹島」
...中佐は大きな手をのばして...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...両手をのばして、彼は傍(かたわ)らにあった大きな角材を、その角のところで捉(つかま)えていた...
本庄陸男 「石狩川」
...畦には野びるが冷たく葉をのばしている...
前田夕暮 「種紙の青む頃」
...すると大王はまがった腰(こし)をのばして...
宮沢賢治 「かしわばやしの夜」
...首をのばしてそこらのけしきをもっとよく見るというようにしているのです...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...自分の本をわざわざ引きのばしては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...前肢を前へのばしておいて...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...青龍刀をのばして...
吉川英治 「三国志」
...丑がみんなの前に皺(しわ)をのばして見せつけているのは...
吉川英治 「醤油仏」
...皺苦茶(しわくちゃ)な紙でも、のばして使った...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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