...のどやかな朝の空気の中にぽっかりと...
有島武郎 「或る女」
...蝉の連節(つれぶし)のどやかに...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...知らず知らずいかにも長閑(のどやか)な心になってしまうのであった...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...気疎(けうと)いほどのどやかな世界に見える...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...平凡すぎるほどのどやかな田園風景が好きだつた...
長谷川時雨 「春宵戲語」
...すべて優形(やさがた)にのどやかなる人なり...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...いかにものどやかに品位がある...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...うぐひすも問はば問へかし紅梅の花のあるじはのどやかに待つ (晶子)今按察使(あぜち)大納言といわれている人は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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