...のっぺらぼうのまっ白な大きな顔が...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...ところが背中はのっぺらぼうで...
梅崎春生 「Sの背中」
...のっぺらぼうなかいぶつです...
江戸川乱歩 「赤いカブトムシ」
...まっ黒なのっぺらぼうなやつは...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...鼻も唇もないのっぺらぼうで...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...のっぺらぼうの顔...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...ただのっぺらぼうになってしまうような心地がするものですけれども...
太宰治 「人間失格」
...のっぺらぼうの顔にポツンと真っ黒な穴があいて...
橘外男 「仁王門」
...眼も鼻もないのっぺらぼう...
田中貢太郎 「おいてけ堀」
...其の顔は眼も鼻もないのっぺらぼうになっていた...
田中貢太郎 「おいてけ堀」
...赤坂に出る目も鼻もないのっぺらぼうの川獺(かわうそ)のことがあるが...
田中貢太郎 「築地の川獺」
...のっぺらぼうになっているので...
永井隆 「この子を残して」
...町並みのなくなったのっぺらぼうの丘にわらびを見るといかにも原野めいてくる...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...皿のっぺらぼうの焼け跡に目につくものは灰の中にぴかぴかと陽を反射している皿...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...のっぺらぼうに卒業し去る公ら日本の大学生と同じ事と思うは...
夏目漱石 「三四郎」
...のっぺらぼうを二へん繰り返している...
夏目漱石 「三四郎」
...まるで五百石船ほどもあろうと思われる黒いのっぺらぼうなやつがごろんと転がっているから...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...その場所(あと)がまるですべすべののっぺらぼうになっているではないか! 仰天したコワリョーフは水を持って来させて...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
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