...余計にあの頃の風俗をのちのちの人のために描き残したい念願がつよまるのである...
上村松園 「四条通附近」
...後々(のちのち)に関係のある重要な点は...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...後々(のちのち)まで...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...これはのちのちの評判でございました...
太宰治 「右大臣実朝」
...のちのち人の笑い話の種になった...
太宰治 「新釈諸国噺」
...のちのちまで長く祭られました...
豊島与志雄 「鬼カゲさま」
...のちのち大きな誤解の種を蒔(ま)くことじゃろう...
中島敦 「悟浄出世」
...栄蔵はのちのちまで...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...のちのちのためにもなるようなことを聞いたときに書いておいたりすると...
羽仁もと子 「女中訓」
...またのちのち自分が母親になったときのためにもなることです...
羽仁もと子 「女中訓」
...後々(のちのち)に...
久生十蘭 「奥の海」
...どちらも後々(のちのち)の語草になるような美しい女性だったので...
久生十蘭 「無月物語」
...のちのちまで残る印象を刻むことができるのです...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...源氏は言葉上手(ことばじょうず)にのちのちの約束をしたりしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...のちのちまでも災いをのこさずにはいないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...後々(のちのち)神事に限られるようになったのは...
柳田国男 「海上の道」
...のちのち開墾(かいこん)せられて村になってからも...
柳田国男 「母の手毬歌」
...後々(のちのち)その嫁引移りの際に大祝宴を開かぬ婚姻は...
柳田国男 「木綿以前の事」
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