...のちのちまでもかたく信じていました...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...のちのちの取沙汰でございました...
太宰治 「右大臣実朝」
...これはのちのちの評判でございました...
太宰治 「右大臣実朝」
...のちのちも愛着深い作品になるのではないかと思って居ります...
太宰治 「女の決闘」
...ちちがのちのちまでなつかしそうに話しましたのにはお遊さんはいつも寝るときにしずさん足をあたためておくれといってお静を自分の寝床の中へひき入れるのでござりまして...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...のちのちまで長く祭られました...
豊島与志雄 「鬼カゲさま」
...「御父さまが後々(のちのち)のためにちゃんと一纏(ひとまと)めにして取って御置(おおき)になったんですって」「そうか」健三は自分の父の分別と理解力に対して大した尊敬を払っていなかった...
夏目漱石 「道草」
...まあ後々(のちのち)をみておれ」宮内はプイと立去った...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...少しは父御(ててご)も可愛(かわゆ)がつて後々(のちのち)あの子の為にも成ませう...
樋口一葉 「十三夜」
...どちらも後々(のちのち)の語草になるような美しい女性だったので...
久生十蘭 「無月物語」
...のちのちまで残る印象を刻むことができるのです...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...のちのちまで長く一般の好評を博したのだった...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...のちのちの準備に備えようというのが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...気の毒ではあるがこのままで別れたらのちのちまでも後悔が自分を苦しめるであろうと源氏は思ったのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...後々(のちのち)神事に限られるようになったのは...
柳田国男 「海上の道」
...のちのちあの大きな二幅(はば)三幅の竪旗(たてはた)となり...
柳田国男 「母の手毬歌」
...それから是は後々(のちのち)の評伝家のまだ言わぬことであるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...天然の力が永くのちのちまで潜んでいたのである...
柳田国男 「山の人生」
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