...望(のぞみ)も出てきました...
アミーチス 日本童話研究会訳 「母を尋ねて三千里」
...突かれたりする方が希望(のぞみ)なのか...
泉鏡花 「活人形」
...よしっ、それほど、おれのあとがつけたいのなら、おのぞみどおり、つれていってやる...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...この のぞみのない恋の毒草の火に心のほのほは 日に日にもえつくされ...
大手拓次 「藍色の蟇」
...三嶋郡野積村(のづみむら)(里言のぞみ)海雲山西生寺の東...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...恋か、あらず、望(のぞみ)か、あらず……...
高見順 「如何なる星の下に」
...そのお遊さまという人はもと大阪の小曾部(こそべ)という家のむすめでござりましてそれが粥川(かゆかわ)という家へ器量のぞみで貰(もら)われて行きましたのが十七のとしだったそうにござります...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...ひそかにのぞみをおかけなされましたやら...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...他(ほか)に望(のぞみ)とてはござらぬわい...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...ふと聞く雨や風の声宵闇の窓にたゝずみて屋根の海原並木の雲町の火影(ほかげ)をのぞみ見て過ぎこし方の思出ひそかに耽る物おもひ...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...ひつじ飼(か)いになりたいというのがのぞみでしたけれど...
新美南吉 「名なし指物語」
...しかし良寛さんには希望(のぞみ)があつた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...兄の卑怯な望(のぞみ)の為に...
野村胡堂 「江戸の火術」
...とうとう攻撃の望(のぞみ)がなくなってしまった...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...君の毒気(どくき)に中(あ)てられて死んでいた心を振い起して高い望(のぞみ)を抱(いだ)いたのだが...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...金剛山を真正面にのぞみ...
吉川英治 「私本太平記」
...あとの長途の難をのぞみ「いかにせばや?」の協議となっていたのではあるまいか...
吉川英治 「私本太平記」
...「この期(ご)にのぞみ...
吉川英治 「新書太閤記」
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