...「喃々(のうのう)...
巌谷小波 「こがね丸」
...のうのうと構えている中に...
梅崎春生 「狂い凧」
...のうのうとした身体になっている...
海野十三 「軍用鼠」
...毎日をのうのうと暮していたようであった...
太宰治 「列車」
...はじめは私たちふたりでのうのうしていたのだったが...
谷譲次 「踊る地平線」
...街へ油買ひに、ついでに入浴、さつぱりした、のうのうした...
種田山頭火 「其中日記」
...理髪したので一層のうのうする...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...何だかのうのうと...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...久しぶりにのうのうと自分の寢床へやすんだ...
林芙美子 「暗い花」
...「君達だって今にのうのうと女房持って収まるとよ...
原民喜 「霧」
...のうのうと手足をのばしている始末だ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...昆布の林で脱糞したときの人魚ののうのうとした表情...
火野葦平 「人魚」
...暫く振りでのうのうと独りの朝飯を済してから...
牧野信一 「或る日の運動」
...二日のうのうして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ひとりでのうのうさせといて下さい...
森本薫 「華々しき一族」
...のうのうとしているわけがねえ...
山本周五郎 「さぶ」
...狩野衲永(かのうのうえい)がそれに一詩を題したという...
吉川英治 「新書太閤記」
...「きょうこれへ参る途中、人見又四郎を誘いに寄りましたところ、きのうのうち、西山荘へお供して来ているとのことでしたが……あの棒殿はどうしましたか」「そうじゃ、そういえば、棒も見えぬ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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