...ねんねこを濡(ぬ)らしてきせて...
泉鏡太郎 「十六夜」
...ねんねこ絆纏をまだ脱ぎもせず...
犬田卯 「荒蕪地」
...どうしてもねんねえよ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...途(みち)にてはねんねがのみにくからんと一言(ひとこと)の詞(ことば)にも孫(まご)を愛(あい)する情(こゝろ)ぞしられける...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...「ねんねしなされ...
鈴木三重吉 「千鳥」
...女の子の顔を母のねんねこの袖(そで)で覆(おお)いかくした...
太宰治 「父」
...ねんねこ背負(せおい)して...
徳永直 「戦争雑記」
...お父ちゃんとおとなしくねんねするんだよ...
豊島与志雄 「林檎」
...お前たちのような大人(おとな)はまだ赤児(ねんねえ)だ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...勘次(かんじ)は開墾(かいこん)の土地(とち)が年々(ねんねん)遠(とほ)くへ進(すゝ)んで行(い)つて...
長塚節 「土」
...――どうも実に赤児(ねんね)で...
夏目漱石 「虞美人草」
...ついこの間まで郊外に等しかったその高台のここかしこに年々(ねんねん)建て増される大小の家が...
夏目漱石 「明暗」
......
野口雨情 「螢の燈台」
...何んと言つても相手は十八――まだねんねだから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ねんねころ市おやすみなんしよ朝もとうからおきなされよひの浜風ア身にしみますで夜サは早よからおやすみよ……...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...いつまでねんねえでいるのだい」こん度は声も優しかった...
森鴎外 「雁」
...ひとりでねんねこにくるまれて泣いていたの...
山本周五郎 「柳橋物語」
...ねんねこにくるんだ乳呑み児の方は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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