...念々(ねんねん)に彼女を想ひて...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...あなたはいまだにねんねえですのねえ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...全くのねんねえでいらつしやるのですよ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...也ちやんはその上にねんねこに包まれたまま眠りつづけてゐた...
小穴隆一 「二つの繪」
...ねんねえで困ります」背の高い女は若い女の方を見た...
田中貢太郎 「狼の怪」
...――ねんねんよう おころりよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...ねんねの豚は歯(はあ)がないせに乳のむんのう...
壺井栄 「大根の葉」
...お父ちゃんとおとなしくねんねするんだよ...
豊島与志雄 「林檎」
...ねんねがお守(もり)はどこへいた南条長田(おさだ)へとと買いにそのとと買うて何するのねんねに上げよと買うて来たねんねんねんねんねんねんよそうすると...
中里介山 「大菩薩峠」
...お空に 虹の輪虹の橋ねんねん する児が皆渡る...
野口雨情 「未刊童謡」
...ねんね嫁け! お前」きいはつらく...
宮本百合子 「田舎風なヒューモレスク」
...ねんねするのよ、咲ちゃんは善い子だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...さ、ねんねよう、おころりよ、筑波のお山に火が付いたあ、火が付いた、烏が三匹焼け死んで、その子の烏が言うことに、言うことに……(しかし長く尾を引っぱったお咲の泣き声は止もうとはせぬ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...江戸は年々歳々(ねんねんさいさい)の御触出(おふれだ)しあるがゆえに...
柳田国男 「母の手毬歌」
...さあまたおねんねですよ」云うことも態度もひどくそわそわして...
山本周五郎 「菊屋敷」
...知らないの……デモネ……ずっと前から毎晩うちにいらっしてネ……お母様と一緒にお座敷でおねんねなさるのよ...
夢野久作 「人の顔」
...ねんねんよ、ねんねんよ、鵞鳥の坊やのおめざには、ちいしやの葉(は)つ葉(ぱ)を摘んでやろ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...ねんねしょうとてねる子はかわい起きてなく子はつらやなつらやな...
吉川英治 「宮本武蔵」
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