...背中ではねんねこやシヨオルや帽子の奥の方から子供の温かさうな...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...ねんねこ絆纏をまだ脱ぎもせず...
犬田卯 「荒蕪地」
...全くのねんねえでいらつしやるのですよ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...だからここへねんねして待ってて頂戴(ちょうだい)な...
竹久夢二 「博多人形」
...これでおねんねか...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...「松子はねんねがお好きでないね...
土田耕平 「身代り」
...さあ坊やも早くねんねしなさい...
新美南吉 「手袋を買いに」
...努(つと)めて幼少の時に描(えが)いた理想を養(やしな)うことは年々歳々(ねんねんさいさい)枯(か)れゆく心の色香(いろか)を新たむるの道であろうと信ずる...
新渡戸稲造 「自警録」
...娘はあの通り嬰兒(ねんね)だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まだほんのねんねで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...六〇分おねんねだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...ずゐぶんねんねしましたね...
宮澤賢治 「氷と後光」
...そうじゃねんねしようね...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...いつまでねんねえでいるのだい」こん度は声も優しかった...
森鴎外 「雁」
...ねんねおし...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
...それに幾らねんねでも...
森鴎外 「そめちがへ」
...ねんねんよ、ねんねんよ、梅雨(つうゆ)のおあめも寝ておくれ、いゝ子の坊やはねんねした...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...孝悌の情操が何(ど)れ丈(だけ)根強くて年年(ねんねん)祖国を富ませて居る事が如何(いか)に大きいか...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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