...懇(ねんごろ)にもてなされた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...懇(ねんごろ)に言うと...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...跡の事を懇(ねんごろ)にしてやる外はない...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...懇(ねんごろ)に回向(えこう)をしておくから...
橘外男 「蒲団」
...おぬしのお姫(ひい)さんへ慇懃(ねんごろ)に傳(つた)へて下(くだ)され...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...――」ということを懇(ねんごろ)に教えたので...
中里介山 「法然行伝」
...ねんごろに枕の傍(そば)へ口を付けて...
夏目漱石 「夢十夜」
...懇(ねんごろ)にもこの偉人に関する出版物を送ってくれた...
新渡戸稲造 「自警録」
...懇(ねんごろ)に養わる...
南方熊楠 「十二支考」
...法皇の御寺(みてら)からも夫人の病をねんごろにお見舞いになる御使いがたびたび来た...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...きわめてねんごろに別れをつげた後...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いと懇(ねんごろ)に教へ呉れぬ...
夢野久作 「白くれない」
...仏前に引摂結縁(いんじょうけちえん)し給ひて懇(ねんごろ)に読経供養(どきょうくよう)を賜はりし後(のち)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...懇(ねんごろ)に諭(さと)すのであった...
吉川英治 「剣の四君子」
...ねんごろに陣外へ放されたので...
吉川英治 「三国志」
...ねんごろに云った...
吉川英治 「三国志」
...広壮な一閣のうちで、総督は彼を待ち、かつねんごろに、こういった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...後々(あとあと)御懇(おねんごろ)に』苦笑しながら...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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