...なまずみたいにぬらりくらりしたテイイ事務長といえども...
海野十三 「怪星ガン」
...わるくいえばぬらりくらりした字体で...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...向うは相變らずぬらりくらりとすり拔けてばかりいて...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ぬらりくらりとして過ごしてしまった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そして衆議院をとぬらりくらりしながら may を shall に替えて通りぬけたのである...
中井正一 「図書館法楽屋話」
...おたしなみの程を聴聞(ちょうもん)仰せつけられたいもので……」ぬらりくらりと侵入して来て...
中里介山 「大菩薩峠」
...あのぬらりくらりとした弁舌とは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ぬらりくらり身を這い上げた諂(へつら)い者が...
吉川英治 「親鸞」
...手のまわりをぬらりくらりするばかりで...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...ウナギのようにぬらりくらりするばかりで手に入らない難攻不落のソネートカも...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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