...ぬけぬけといった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...ぬけぬけと分捕ってしまった...
豊島与志雄 「怪異に嫌わる」
...こうもぬけぬけとしているところを見れば...
中里介山 「大菩薩峠」
...よくもこうぬけぬけ弁解が出来ると思うよりも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ぬけぬけと私に見せるなんて...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...ぬけぬけとひとを小馬鹿にしたことを言っておいて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...よくもぬけぬけとしていやがったな...
久生十蘭 「金狼」
...ぬけぬけと語るそういう連中に向い...
本庄陸男 「石狩川」
...同じくぬけぬけしい粗忽(そこつ)ものじゃわ...
本庄陸男 「石狩川」
...ぬけぬけと足を組んで大膽に見せびらかしてゐる圖は...
室生犀星 「巷の子」
...これへ落ちてきてぬけぬけ俺をも欺(あざむ)こうとするのだろう...
吉川英治 「三国志」
...ぬけぬけと、そのお惚気(のろけ)、帰すことではございませぬぞえ」君立ち川の紅燈(こうとう)や人影は、まだ宵のような柳がくれのそよめきだった...
吉川英治 「私本太平記」
...道誉のぬけぬけという厚顔さを...
吉川英治 「私本太平記」
...よくもぬけぬけと...
吉川英治 「私本太平記」
...一命だけは」「ぬけぬけと...
吉川英治 「新書太閤記」
...「市助」「はっ」「孫七(まごしち)(秀次)めが、ぬけぬけと、そんなことを、そちに取次がしたのか」「御意(ぎょい)のほども、いかがやと存じましたが」「頼(たの)うだ孫七郎は十七歳、あほうにはちがいないが、若いともいえる...
吉川英治 「新書太閤記」
...「ぬけぬけと、ようそんな顔ができたものだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ぬけぬけと説明したものである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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