...どうしてぬけだしましょう...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...なんの汽笛であるか分からぬけれども...
井上円了 「おばけの正体」
...幽霊のゆの字も見えません」「壁を通りぬければたしかにこっちへでてこなければならんのですがね」さっきの課員が...
海野十三 「四次元漂流」
...すばやく森をぬけて...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...ブラック・マーケットを通りぬけて...
江戸川乱歩 「影男」
...何かぬけ道があるか...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...だしぬけに、大きな声が、ワッと出そうになった...
太宰治 「女生徒」
...ほろりと前歯がぬけた...
種田山頭火 「行乞記」
...ぬけさうな歯のぬけないなやみ二月十五日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...再び太平洋岸にぬけて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...やっと切りぬける始末であった...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...何(なに)頭痛(づゝう)も何(なに)もしませぬけれど頻(しきり)に持病(ぢびやう)が起(おこ)つたのですといふ...
樋口一葉 「にごりえ」
...菊の井のお力は行(ゆき)ぬけの締りなしだ...
樋口一葉 「にごりえ」
...鮎子さんは、両手で膝をかかえながら、「……どうしたんだろうな、腓返(こむらがえ)しでもしたのかなァ」と、ひとりごとみたいにつぶやいていたが、だしぬけに、ザブンと水の中へ飛び込むと、鮮やかなクロールでローリーさんのほうへ泳いで行く...
久生十蘭 「キャラコさん」
...男くさいベッドのそばをすりぬけて窓のそばへ行くと...
久生十蘭 「肌色の月」
...だしぬけに横から口をだした...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...それなら信長の決心もつらぬけるし...
吉川英治 「新書太閤記」
...武蔵どの」いつか杉林を通りぬけて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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