...にゅっと高くなって...
池田蕉園 「「ああしんど」」
...にゅっとかれのほうにつきだされ...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...手の形の影がにゅっと突き出ました...
梅崎春生 「Sの背中」
...そこからでかい望遠鏡がにゅっと出るのさ...
海野十三 「火星探険」
...にゅっと出ていることであった...
海野十三 「火星兵団」
...にゅっと出ていた...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...にゅっとくびを出しました...
江戸川乱歩 「赤いカブトムシ」
...にゅっと手をつき出しました...
江戸川乱歩 「赤いカブトムシ」
...某日の黄昏(ゆうぐれ)便所へ往って手を洗っていると手洗鉢(ちょうずばち)の下の葉蘭(はらん)の間から鬼魅(きみ)の悪い紫色をした小さな顔がにゅっと出た...
田中貢太郎 「通魔」
...腕や脛がにゅっと突き立っている...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...白骨の足も一本にゅっと突き出ている...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...電信柱のようににゅっと眼に浮ぶ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...上っ張りでも頭から被ったらしい人の姿がにゅっと現われて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...見るもおそろしい真鍮の爪をにゅっと出して...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...井戸の縁へにゅっと覗いた...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...怒りの代りに、にゅっと、無理な笑いをたたえて見せる...
吉川英治 「平の将門」
...にゅっと歯で笑ったようだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...額の上ににゅっと角を持ち上げ...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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