...またにやにや笑いながら...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...にやにや笑っていた...
海野十三 「三十年後の世界」
...こっちを見てにやにや笑っている体の大きい士官の顔!あ...
海野十三 「太平洋魔城」
...ただにやにや笑つてゐるばかしで...
薄田泣菫 「石を愛するもの」
...」とにやにや笑つて大森氏の顔を見た...
薄田泣菫 「茶話」
...」にやにやひとりで笑ひだした...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...そのにやにや笑ひだけはよしにしませう...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...そこらを見廻しても、上草履のやうなものも無かつたし、私は、工場の門口に立つて、ただ、にやにや、笑つてゐた...
太宰治 「津軽」
...イワン・フョードロヴィッチがこちらを見てにやにやしていますよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...小野さんはまたにやにやと笑った...
夏目漱石 「虞美人草」
...寒月は羽織の紐を撚(ひね)ってにやにやする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...こう云ってにやにやと薄気味わるい笑いを洩らした...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...いまに勉助がさつぱり払つてやつたらお仕舞ひぢやないか……」「おいおい……」と勉助がにやにやしながら「俺のことを勉助...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...老獪そうににやにやしたり...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...煙草のヤニのついた歯を出してにやにやした...
宮本百合子 「刻々」
...にやにやとうす笑いをうかべた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...」槙三はやはりにやにや薄笑いを洩しながら御飯を食べていた...
横光利一 「旅愁」
...にやにやといった...
吉川英治 「平の将門」
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