...ドレスは脚を蔽うにたりるだけの長さもなかった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...不語(かたらざれば)似無愁(うれいなきににたり)――いい句だ...
太宰治 「虚構の春」
...「そりゃまったく御隨意ですがね」とヴェリチャーニノフは、にたりと笑った...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...わたしは毒々しくにたりと笑ったが...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...にたりにたりする...
永井隆 「この子を残して」
...旧来の伝馬船(てんません)や荷足(にたり)ではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...暑さのはげしくなりてより身はいたく疲れにたりけるを俄かに長途にのぼりたることなれば只管に熱の出でんことをのみ恐れて手を當てゝ心もとなき腋草に冷たき汗はにじみ居にけり十八日...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...死んでしまったんだからな」そして佐柄木はにたりと笑い...
北條民雄 「いのちの初夜」
...われらにとっては起死回生の――誰かがにたりとわらったような気がした...
本庄陸男 「石狩川」
......
三好達治 「測量船拾遺」
...八丁堀の仲ノ橋から乗合の荷足(にたり)舟...
山本笑月 「明治世相百話」
...三十年頃の菊見時、「実は内職に一つやってみます」というのが大名行列の陶器人形、一寸ばかりの豆人形で先供の鎗(やり)持から殿様のおかご、引馬から後詰の家来、合羽籠まですべて大大名の行列一切、背景も遠見の城櫓、大手御門の構え、とても精巧の出来、団子坂の左側で上り詰めた場所植木屋の庭を借り込んで華々しく陳列したが、全く案外の大当りで名物の菊人形に劣らぬ繁昌、この時ばかりはあのむずかしい相好を崩して「どうです、ざっとこんなもんです」と、にたりにたり...
山本笑月 「明治世相百話」
...その賃銀が妻と幾人もの自分と生写しの子供らの必要を満たすにたりなかつたからであつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...信ずるにたりるでせう...
吉川英治 「折々の記」
...物売り船や荷足船(にたり)が絶えず上下しているので...
吉川英治 「魚紋」
...にたりと笑ったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...長い前歯を唇にほころばせて、にたりと笑った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...にたりと微笑みをもらし...
蘭郁二郎 「白金神経の少女」
便利!手書き漢字入力検索
