...しかし葉子から見るとそれはみんな贋物(にせもの)だった...
有島武郎 「或る女」
...わたしはゴムのにせものを本物だと思いこんで安心していた...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...にせものとすりかえるなんて...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...」「にせものだって?」「そうです...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...床の間のほんものをにせものと思いこんでしまったのです...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...にせものはすぐ暴露する...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...ぼくのにせものです...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...明智探偵のにせものに...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...みんな贋物(にせもの)だ...
太宰治 「春の盗賊」
...贋物(にせもの)じゃないかなんて言って...
太宰治 「不審庵」
...みんなにせものばかりで...
太宰治 「冬の花火」
...ほんとうの神秘を見つけるにはあらゆる贋物(にせもの)を破棄しなくてはならないという気がする...
寺田寅彦 「春六題」
...「杢兵衛はどうも偽物(にせもの)が多くて...
夏目漱石 「草枕」
...「この贋物(にせもの)の短刀には御心當りは御座いませんか」「死んだ寅藏のかも知れないと思ふが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親父の仁兵衞は僞物(にせもの)の道具を扱(あつか)つてお手當になり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この遺書は眞赤な僞物(にせもの)だ」「えツ」「櫛(くし)の隱し言葉も女の手ではなくて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...腓腸(ふくらはぎ)の贋物(にせもの)を食っ附けて歩いているのよ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...偽器(にせもの)であったというのである...
吉川英治 「私本太平記」
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