...似而非物(にせもの)では断じてない...
有島武郎 「星座」
...「俺はにせものを見ていることが退屈なんだ...
梅崎春生 「蜆」
...そいつはにせものにちがいありません...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...小林もにせもの...
江戸川乱歩 「かいじん二十めんそう」
...にせものだということをたしかめるまでは...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...五人のにせものの部下や...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...にせものだったのかしら...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...そこにいるやつが、にせものだよ...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...神尾主膳の名を騙(かた)って奈良田の奥へ甲州金を取りに行った偽物(にせもの)を殺して...
中里介山 「大菩薩峠」
...「贋者(にせもの)ツ」と彈(はじ)き上げられたやうに起ち上がります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...贋物(にせもの)持込みの相棒ですよ」「なるほどな」「お喜美が伊賀屋の伜と安松を振り捨てて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前の幽靈でなきや僞者(にせもの)だ」「――」お葉は完全に沈默させられてしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「私はあなたの仰しやるやうな贋物(にせもの)の感情を輕蔑します...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...同時にまた贋物(にせもの)にのぼせ上がり...
水上滝太郎 「大人の眼と子供の眼」
...あれだけ蓬莱(ほうらい)の島を想像して言える倉持(くらもち)の皇子(みこ)が贋物(にせもの)を持って来てごまかそうとしたりするところがとてもいやです」この竹取の絵は巨勢(こせ)の相覧(おうみ)の筆で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...贋物(にせもの)を使う位なら使わないと云っている...
森鴎外 「鶏」
...巧妙を極めた贋造物(にせもの)ではなかったかしらん...
夢野久作 「死後の恋」
...これは真っ赤なにせものです」「ば...
吉川英治 「新・水滸伝」
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