...しかしこのはなばなしいにぎわいも長い間ではない...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...さっきまで大にぎわいだった小屋のあたりには...
海野十三 「金属人間」
...背中合わせの暗黒街がにぎわい始め...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...東一番丁の夜のにぎわいは格別で...
太宰治 「惜別」
...たみのかまどはにぎわいにけり...
太宰治 「ロマネスク」
...八幡の賑合(にぎわい)は夜すがら海の音の様に響いて居た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...割れる様な賑合(にぎわい)の中に...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...パリーには非常なにぎわいがあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...たといそのにぎわいは度を越えようと...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...世間のにぎわいをよそにして...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人込みやにぎわいを避けるとか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一夜明くれば初春迎ふる色里の賑(にぎわい)を見せて...
永井荷風 「江戸芸術論」
...屋根船はその間にいつか両国の賑(にぎわい)を漕(こ)ぎ過ぎて川面(かわもせ)のやや薄暗い御蔵(おくら)の水門(すいもん)外(そと)に差掛(さしかか)っていたのである...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...われは或一派の詩人の如く銀座通(ぎんざどおり)の燈火(とうか)を以て直ちにブウルヴァールの賑(にぎわい)に比し帝国劇場を以てオペラになぞらへ日比谷(ひびや)の公園を取りてルュキザンブルに擬(ぎ)するが如き誇張と仮設を喜ぶ事能(あた)はずなりぬ...
永井荷風 「矢立のちび筆」
...増補)枯木の美と怪ことわざに「枯木も山のにぎわい」という...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...にぎわいどころか...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...築地(つきじ)のホテル館や新島原のにぎわいやなどをゆるゆる見物するがよい...
本庄陸男 「石狩川」
...繁昌(はんじょう)な音羽(おとわ)護国寺門前通りのにぎわいから...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
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