...痩せこけた顏から兩の眼を飛び出させるやうにぎろ/\させて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...杉田は切なそうにぎろりと眼玉をうごかしては...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...日本の北のほうにある漁場カムチャッカだ」大いばりでフォークをにぎろうとしたとき...
海野十三 「海底大陸」
...その下にぎろりと光る狼のような目!勝ちほこるケレンコ委員長のにくにくしいうす笑!仮面をぬいだ悪魔「おい...
海野十三 「太平洋魔城」
...全世界を自分の手ににぎろうとしている...
海野十三 「太平洋魔城」
...一度にぎろっと留吉の方を見ました...
竹久夢二 「都の眼」
...彼は垂れ下った眉毛越しにぎろりと睨んで顔をしかめ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「天才」
...太い眉の下にぎろりとした眼を光らし...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...いつも智謀に耽る芝居の悪侍のやうにぎろり/\と回転しては空を睨めた...
牧野信一 「武者窓日記」
...いざ鐘(かね)のつなをにぎろうとしたときです...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「こわいことを知りたくて旅にでかけた男の話」
...凄い目にぎろりとにらみまわすところ...
山本笑月 「明治世相百話」
...天下の覇権をにぎろうとする大望があることを示すものだと...
吉川英治 「新書太閤記」
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