例文・使い方一覧でみる「なんらか」の意味
スポンサーリンク...感受力の鋭敏なそしてなんらかの意味で自分の敵に回さなければならない人に対してことに注意深い葉子の頭には... 
有島武郎 「或る女」
...私がなんらかの意味で第三階級の崩壊を助けているとすれば...
有島武郎 「想片」
...現実にはなんらかのスリルを含まぬ探偵小説なんてありはしないのだ...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...常にその変化の際になんらかの新要素を加うるというが...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...なんらか国家に異状を呈し...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...なんらかの方法でこの保存ができたとして...
寺田寅彦 「映画時代」
...なんだか子供等にまだなんらかの負債をしているような心持を打消す事が出来なかった...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...なんらかの特徴をもち...
富澤赤黄男 「天の狼」
...なんらかのある肉切り庖丁で...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...期待がこれと口に云へない場合にも期待がある限り期待が期待してゐるなんらかの型...
中原中也 「詩と其の伝統」
...言葉というものが事がらに適用されることによってなんらかの価値を生むものであるならだね――『分析』が『代数学』を意味しないことは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...その事実のなんらかの証拠としてはまったくばかばかしいくらい無効なものだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...なんらかの悪行を……」「その通り...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...それはなんらか物理的な或ひは心理的なものではない...
三木清 「認識論」
...源氏はなんらかの形式で京へ迎えようという気になったのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そこにもなんらかの美は存在する...
柳宗悦 「工藝の道」
...なんらかの詭策（きさく）やある...
吉川英治 「三国志」
...ただなんらかの方法でその心持ちを表現するに留（とど）めなくてはならぬのである...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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