...するすると縄梯(なわばしご)のぼって...
海野十三 「火薬船」
...いみありげなわらいをうかべて...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...そんなわけで、我々がぜひ見たいと思って行った大同の石仏も、そちらはことに危険だからと留められて、ついに見ずじまいで帰って来たが、北京では坂西閣下や多田中将(当時中佐)の斡旋で、宮殿も秘園も充分に見学し、僅かな日数ではあったけれど、とにかく老大国の支那というものの風貌に接することが出来たのは幸いであった...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...これにはどういう神秘なわけがあるのか? と...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...すなわちここで落命すればそれでも一向差し支えはなかったし...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...興味があったればこそこうやってじっと耳を傾けてもいたようなわけであったし...
橘外男 「逗子物語」
...すなわち経済的利益に反するものとしてでもなく...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...すなわち社会の人々の間に社会的富を豊富ならしめる条件を決定する...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...軍部少壮分子の内には北一輝其他の政治思想体系などが行なわれるが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...すなわち、実例を見せてやらなければならないと...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...怪しい奴はすなわちがんりきの百蔵であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...すなわち徳川家の末路に...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...大きなつえでなわをたたき落とした...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...ところが、不幸にして不思議にもあまり多くの人々からも注意されておらないことは、要するに、単にその地方に工業を興すという考えよりも、より「その地方の気候風土を生かして行く」、すなわち、そこの風土に則した工業を興すという点に第一の主眼をおかれないため、と私は考えているのでございます...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...すなわち馬どもを使うて戦わしむるに...
南方熊楠 「十二支考」
...勘左衛門の三人が三鉄輪(みつがなわ)に座を構えて...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...すなわち研究の独立である...
柳田国男 「木綿以前の事」
...すなわち呉の東府に一楽園を造築した...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索