...一度きりになる人もあらうし...
會津八一 「大學とその總長」
...又高き窓なる人々は竿に着けたる堤燈(ひさげとう)さし出して誇貌(ほこりがほ)なるを...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...」そして夜の黒い芯(しん)はいかなる人間の近づきによってもけがされることはなかった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...いかなる人智にも出来なかったろう...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...先づ舊自由黨總務委員を以て重もなる人物と爲さざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...高慢なる人間諸君の脳裏(のうり)に叩き込みたいと考える...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あるいは心の寛大なる人ならば...
新渡戸稲造 「自警録」
......
萩原朔太郎 「青猫」
...一方に彼が無罪なる事を明かに知っている君の友人Aなる人と君とが居る...
浜尾四郎 「正義」
...世に愚鈍(おろか)なる人を求めば...
福田英子 「妾の半生涯」
...これを思ふに真の滑稽は真面目なる人にして始めて為(な)し能(あた)ふ者にやあるべき...
正岡子規 「墨汁一滴」
...一〇九盆のころには雨風祭とて藁(わら)にて人よりも大なる人形(にんぎょう)を作り...
柳田国男 「遠野物語」
...有志の清廉高潔なる人士が陸続として苔下に喚起され...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...それは一刻も早く市ヶ谷上屋敷の尾張義通(よしみち)――万太郎の兄なる人...
吉川英治 「江戸三国志」
...その余の主なる人々はみな逃げ落ちたことであろうと思っていたところ...
吉川英治 「三国志」
...だから兼好の境涯から癖(くせ)まで、彼には何もかも知られていたし、おなじように兼好もまた、道誉なる人物の、表も裏も、観(み)とおしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...武蔵の父の新免無二斎なる人の在世年間やその歿年は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...大なる人口より生ずる何らかの想像上の利益...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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