例文・使い方一覧でみる「なみかぜ」の意味

...空には南風（みなみかぜ）の渡る中に円（まる）い春の月が一つ... 空には南風の渡る中に円い春の月が一つの読み方
芥川龍之介「あばばばば」

...そこから湿っぽい南風（みなみかぜ）が... そこから湿っぽい南風がの読み方
芥川龍之介「路上」

...海の南風（みなみかぜ）をうけている浜松の夏は... 海の南風をうけている浜松の夏はの読み方
鷹野つぎ「虫干し」

...思ひもかけぬ世の波風（なみかぜ）に... 思ひもかけぬ世の波風にの読み方
高山樗牛「瀧口入道」

...四方（よも）の波風（なみかぜ）靜（しづか）にして... 四方の波風靜にしての読み方
高山樗牛「瀧口入道」

...定めなき世の波風（なみかぜ）に漂（たゞよ）ひ給ふこと... 定めなき世の波風に漂ひ給ふことの読み方
高山樗牛「瀧口入道」

...ほんに私（わたし）さへ死（し）んだ氣（き）にならば三方（ぱう）四方（はう）波風（なみかぜ）たゝず... ほんに私さへ死んだ氣にならば三方四方波風たゝずの読み方
樋口一葉「十三夜」

...なにかと波風（なみかぜ）が立ち... なにかと波風が立ちの読み方
久生十蘭「我が家の楽園」

...浪風（なみかぜ）なく朝佐賀に着（つい）て... 浪風なく朝佐賀に着ての読み方
福澤諭吉「福翁自伝」

...斯（こ）う／＼云う浪風（なみかぜ）で... 斯う／＼云う浪風での読み方
福澤諭吉「福翁自伝」

...双方打解けて波風（なみかぜ）なく治まりの付（つい）たのは誠に目出度（めでた）い... 双方打解けて波風なく治まりの付たのは誠に目出度いの読み方
福澤諭吉「福翁自伝」

...南風（みなみかぜ）が灰（はひ）の都（みやこ）を吹（ふ）き廻（まは）り... 南風が灰の都を吹き廻りの読み方
三島霜川「平民の娘」

...... の読み方
室生犀星「抒情小曲集」

...私の肘（ひぢ）をつく窓には快い南風（みなみかぜ）... 私の肘をつく窓には快い南風の読み方
與謝野晶子「晶子詩篇全集」

...温気（うんき）を混ぜた南風（みなみかぜ）... 温気を混ぜた南風の読み方
與謝野晶子「晶子詩篇全集」

...下駄を切らして俯（うつ）向いたわたしの顔を憎らしく覗（のぞ）いて遊ぶ南風（みなみかぜ）... 下駄を切らして俯向いたわたしの顔を憎らしく覗いて遊ぶ南風の読み方
與謝野晶子「晶子詩篇全集」

...生（なま）あたたかい南風（みなみかぜ）ロアルを越して吹く度（たび）に... 生あたたかい南風ロアルを越して吹く度にの読み方
與謝野晶子「晶子詩篇全集」

...波風（なみかぜ）に揉（も）まれて死人（しにん）のようになつて磯端（いそばた）に倒（たふ）れてゐました... 波風に揉まれて死人のようになつて磯端に倒れてゐましたの読み方
和田萬吉「竹取物語」

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