...村のなまけものや物知りがたむろしている...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...なまけものの節季(せっき)仕事と云うのである...
泉鏡花 「霰ふる」
...ほとんどなまけものばかりだ...
大杉栄 「鎖工場」
...なまけものの風よ...
大手拓次 「藍色の蟇」
...蟻には人間のやうな懶惰者(なまけもの)がゐない...
薄田泣菫 「独楽園」
...人は、私を、なんと言っているか、嘘つきの、なまけものの、自惚(うぬぼ)れやの、ぜいたくやの、女たらしの、そのほか、まだまだ、おそろしくたくさんの悪い名前をもらっている...
太宰治 「姥捨」
...なまけものであります...
太宰治 「風の便り」
...なまけものの私でも重い尻を上げざるを得なくなります...
太宰治 「風の便り」
...私は貧乏で、なまけもので、無学で、そうして甚(はなは)だ、いい加減の小説ばかり書いている...
太宰治 「困惑の弁」
...とかくなまけものにさせられて困る...
種田山頭火 「其中日記」
...そしてなまけものだわい...
種田山頭火 「其中日記」
...不眠はたしかに罰だ! なまけものにうちおろされる鞭だ!十月十七日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...何ういうつもりで書いたのだろう? 自分は平常(ふだん)懶惰者(なまけもの)で通っている...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...なまけもののところがあるから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...泊つてゐる奴が皆なまけものだから...
森林太郎 「身上話」
...もうひとりのみにくいなまけものの子にも...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ホレおばあさん」
...なまけものの女の子はすっかりよろこびました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ホレおばあさん」
...吉はなまけものの徳市に相違ないと保証した...
夢野久作 「黒白ストーリー」
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