...やわらかなまくらをあたまにあてがっていました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...刀は揃ひも揃つてなまくら許(ばか)りとは飛んだ愛嬌である...
薄田泣菫 「茶話」
...もう好(よ)い加減(かげん)に其(その)鈍劍(なまくら)を藏(しま)はっしゃれ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...正宗を砥(と)ぎにやったのをなまくらにして返して...
寺田寅彦 「ラジオ雑感」
...その者はひどくなまくらな小振りの刃物を持っています...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...とかく自己判断と省察とがなまくらになって...
徳田秋声 「仮装人物」
...正宗(まさむね)の刀であろうと竹光(たけみつ)のなまくらであろうと...
中里介山 「大菩薩峠」
...こちとらのなまくらはボロリと折れて...
中里介山 「大菩薩峠」
...こいつめ」「村正のなまくらめ」「のしちゃいなさいよ」聯合軍が同盟して...
中里介山 「大菩薩峠」
...押借の名人という大なまくらだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...押借の名人といふ大なまくらだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その上日本一の大なまくらだから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恐ろしいなまくらのやうだが」「主人ので御座います...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小さなまくらをふるってふくらませますと...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「にいさんと妹」
...例の刀は余ッぽどなまくらと見えてグニャーと曲って居る...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...腕(うで)もなまくら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...研いでも効(か)いのない鈍刀(なまくら)というわけであろうか」「うんにゃ」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...どんな鈍刀(なまくら)を作ろうと...
吉川英治 「山浦清麿」
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