...名乗(なのり)をかけて打たねばならぬ...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...結局名乗(なのり)なぞはあげない方が...
芥川龍之介 「毛利先生」
...出来る事なら船乗(ふなのり)や海軍軍人のやうな月の半分か...
薄田泣菫 「茶話」
...だれか船乗(ふなのり)が街道を通って行かなかったかと尋ねるのが常であった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...なのりをあげましたるしだい...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...何時敵名乘(かたきなのり)をして來るか判らない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...道長は昂然たる態で宣言(なのり)をあげた...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...」船乗(ふなのり)らしい大きな...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...御名告(なのり)も綱利(つなとし)と賜わり...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...船乘業(ふなのりげふ)桂屋太郎兵衞(かつらやたろべゑ)と云ふものを...
森鴎外 「最後の一句」
...己に名告(なのり)をしろと云うのかい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...名乗掛(なのりか)けて唯(ただ)一槍(ひとやり)に殺しぬ...
森鴎外 「みちの記」
...またあの時代の貴族名乗(なのり)とも少し違うようである...
柳田國男 「地名の研究」
...そこで津田は主謀者となのり...
山本周五郎 「いさましい話」
...夫人は自分達を船乗場(ふなのりば)まで馬車で送らせると云つてその用意を命ぜられるのであつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...平家膺懲(ようちょう)のお名宣(なのり)をあげて...
吉川英治 「親鸞」
...自分の名乗(なのり)に誇りすら持って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...上杉家の当主綱憲(つなのり)の母にあたる――吉良家と上杉...
吉川英治 「無宿人国記」
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