例文・使い方一覧でみる「ななめ」の意味
スポンサーリンク...」浄観はほとんど傲然（ごうぜん）と斜（ななめ）に伝吉へ肩を示した... 
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...ちょっとななめにとんで...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「とびくらべ」
...ななめにきり落とした...
安藤盛 「三両清兵衛と名馬朝月」
...媚（なまめ）かしきまで膝（ひざ）を斜（ななめ）に...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...斜（ななめ）に向合った...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...ななめ上から見た光景も見せてくれたが...
海野十三 「洪水大陸を呑む」
...空間をすうーッとななめにとぶ...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...本流から岐（わか）れた一条（ひとすじ）の流れが斜（ななめ）に来て磧（かわら）の裾（すそ）で岸の竹藪（たけやぶ）に迫っていたが...
田中貢太郎 「赤い土の壺」
...ななめに吹（ふ）きとばされたりしてるじゃないか」硝子戸（ガラスど）の外には...
豊島与志雄 「風ばか」
...暗き夜の空より雨斜（ななめ）に降りしきる橋袂（はしたもと）...
永井荷風 「江戸芸術論」
...幹太き一樹の柳少しく斜（ななめ）になりて立つ...
永井荷風 「日和下駄」
...また落掛るように斜（ななめ）に生（は）えた樹木の幹と枝と殊に根の形なぞに絵画的興趣を覚えさせることが多いからである...
永井荷風 「日和下駄」
...彼女も澄まして絹張の傘（かさ）の先を斜（ななめ）に土間に突いたなりで立っていた...
夏目漱石 「行人」
...御嫌（おきらい）なの？」代助は椅子の足を斜（ななめ）に立てて...
夏目漱石 「それから」
...少し斜（ななめ）に反れた位地から令嬢の顔を眺める事になった...
夏目漱石 「それから」
...斜（ななめ）下に飛びかかって行きました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...斜（ななめ）に中の棚の花瓶を扇の尖（さき）もてゆびさしてわれに語りはじめぬ...
森鴎外 「文づかひ」
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若山牧水 「樹木とその葉」
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