...左をなで肩にした――が雲の産んだ鬼子のように...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...肩の骨を削ってなで肩にし...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...なで肩にするのには...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...」ベイカー氏はなで肩の大男で...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...なで肩を思はせる...
長谷川時雨 「夏の女」
...そこで再び元気づいた私達は皆なで肩を組んで...
牧野信一 「ひとりごと」
...ジーッと座っているなで肩のあたりが...
正岡容 「寄席」
...そのいじらしいなで肩(がた)はかすかにかすかにふるえておりました...
宮沢賢治 「シグナルとシグナレス」
...眉毛の長い、細い鋭い眼をした、少しなで肩の、柔軟のなかに発条(ばね)のような弾力を思わせるからだつきだった...
山本周五郎 「新潮記」
...なで肩の若い浪人は...
吉川英治 「野槌の百」
...侍にしては、なで肩で、気どった男である...
吉川英治 「野槌の百」
...だが、朝夕、こうして同じ屋敷に暮しながら観察していると、十郎左は、美貌だし、なで肩だし、一体、どこにそんな剛気がかくれているのか、不思議に思えた...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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