例文・使い方一覧でみる「なだらかな」の意味
スポンサーリンク...道は丁度長いなだらかな山腹にかかっていた... 
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...なだらかな土砂の傾斜面...
石川欣一 「可愛い山」
...「こんな調子の悪さがすべてなだらかな力のカーヴに変る」オーバーランドの山案内クレメンツ・ルッペン...
石川欣一 「可愛い山」
...なだらかな肩をすべり...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...初て行つたときには磯際のほかには平地は勿論なだらかな場處さへ見當らない相川の附近に斯んな圓圓した柔かな感じのする廣い場處があつたのかと驚きました...
江南文三 「佐渡が島から」
...方十数哩（マイル）にもわたるなだらかな大傾斜（スロープ）が脚下遥かに展開して...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...それさへも過去のなだらかな手つきによつてぼかされ...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...そのなだらかな変化が...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...低いなだらかな声で節つけて朗読するのが...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...なだらかな丘（おか）が起伏（きふく）して...
豊島与志雄 「強い賢い王様の話」
...もったいなさになだらかな血潮が逆流しまする...
林芙美子 「新版 放浪記」
...どこひとつ角ばったところのないなだらかな身体の曲線は...
火野葦平 「人魚」
...その右手になだらかな丘があります...
槇本楠郎 「文化村を襲つた子供」
...平和な長閑（のどか）な樣を歌ふにはなだらかなる長き調を用うべく悲哀とか慷慨（かうがい）とかにて情の迫りたる時又は天然にても人事にても景象の活動甚だしく變化の急なる時之を歌ふには迫りたる短き調を用うべきは論ずる迄も無く候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...この時期になると、こわいものに近よらず、自分たちを守るのが精一杯、という気風が瀰漫して、その人々のために、幅ひろい、なだらかな、そして底の知れない崩壊への道が、軍用トラックで用意されていたのであった...
宮本百合子 「ある回想から」
...なだらかな弁舌と身振りとで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこからなだらかな丘になって...
山本周五郎 「山彦乙女」
...足もとはなだらかな芝生とは云え...
横光利一 「旅愁」
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