...なだめるやうにして部屋の中に連れてくる)リンデン 今晩は...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...第一にお鳥を無言でなだめるつもりで...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...」「何でも君の細君を一先づ外へ出して、なだめるんだ、ねえ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ロロー殿下をなだめるのに...
海野十三 「海底大陸」
...これをなだめる唯一の手段は絵本だ...
太宰治 「お伽草紙」
...この男は決して悪者ではないから勘弁(かんべん)してやってくれ」遊行上人が手を挙げてなだめると...
中里介山 「大菩薩峠」
...いきり立った荒れ玉をおしなだめるのに...
久生十蘭 「玉取物語」
...四つぐらゐの子供でも賺(すか)しなだめる小父さんといつた調子で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...母親がなだめればなだめる程ますます笠にかゝつて暴言を吐き散す...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...三田はなだめるやうに口をはさんだ...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...夜はふけていたが源氏は夫人をなだめるつもりで帰って来ると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...もうこんな話よしましょう」おちづは姉が弟をなだめるように...
山本周五郎 「風流太平記」
...そのきつい光をなだめるように...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...なだめるのに骨がおれたのでしょう...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...信玄の感情をなだめるような...
吉川英治 「上杉謙信」
...彼の怒りをなだめる役は...
吉川英治 「三国志」
...信長をなだめるには...
吉川英治 「新書太閤記」
...わしは時雨女史にする」と、ただの酔い方ではなく、春昼の藤の匂いも手伝って、妙に酒がまわったらしく、さあ、それから、藤原村辺りでも、あろうことかあるまいことか、むくつけき、いか物を露出して、村嬢田婦を追いまわすなど、山村の純風良俗を紊(みだ)し、それをまた、ぼくらで追っかけ追ン廻して、なだめるなど、手を焼かせられたことがある...
吉川英治 「随筆 新平家」
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